【完全保存版】TOEICスコアを3ヶ月で200点上げるための全手順｜満点講師が教える科学的勉強法

1日3時間という数字はあくまで理想です。重要なのは、確保できる時間を最大限に活用することです。通勤・通学の電車内、昼休み、寝る前の15分など、「スキマ時間」を徹底的に活用しましょう。スマホアプリを使えば、単語学習やリスニングは5分からでも可能です。質を意識すれば、短い時間でも成果は出せます。

単語暗記のコツは「接触回数を増やす」ことです。一度に完璧に覚えようとせず、短時間でいいので毎日繰り返し触れることが重要です。1週間かけて同じ100語に7回触れる方が記憶に定着します。また、単語だけでなく、例文（フレーズ）ごと音読しながら覚えると、使い方や音も一緒にインプットできるため効果的です。

最初は誰でもそう感じます。原因は、英語特有の「音声変化」（単語と単語が繋がって音が変わるなど）に慣れていないためです。まずはスクリプトを見ながら音声を聞き、「文字ではこうなのに、実際はこう聞こえるのか」というギャップを確認することから始めましょう。その後、オーバーラッピングやシャドーイングを繰り返すことで、徐々に聞き取れるようになります。

Part7の時間不足は多くの受験者の悩みです。対策は2つあります。1つ目は「読解スピードの向上」。これはスラッシュリーディングや多読トレーニングで地道に鍛える必要があります。2つ目は「解き方の効率化」。本文を全部読んでから設問を解くのではなく、設問を先に読んで、本文の中から答えを探す「スキャニング」の技術を磨きましょう。

必ず最新版から購入してください。TOEICは少しずつ傾向が変化しているため、最新の問題形式に慣れておくことが非常に重要です。最新版を完璧にやり込んだ上で、さらに演習量を増やしたい場合に、一つ前のバージョンのものを購入するのが良いでしょう。古すぎる問題集は、現在の形式と異なる部分があるため、メインの教材として使うのは避けるべきです。

3ヶ月という期間は長いようで短いものです。モチベーションに頼るのではなく、「習慣」の力で乗り切りましょう。「朝起きたらまず単語帳を開く」「帰りの電車では必ずリスニング問題を1セット解く」など、日々の行動に学習を組み込んでしまうのです。また、目標を細分化するのも有効です。小さな目標を設定し、それをクリアしていくことで達成感を得られ、継続しやすくなります。