TOEFL vs IELTS 徹底解剖!留学・移住を成功させる英語試験の選び方|完全ガイド
海外留学や移住を考えたとき、多くの人が最初に直面するのが「英語力の証明」という壁です。「TOEFLとIELTS、どちらを受ければいいの?」という疑問は、グローバルなキャリアを目指す上での最初の、そして非常に重要な選択と言えるでしょう。
この記事では、数多くの受験者をサポートしてきた経験から、2025年最新情報に基づき、TOEFLとIELTSの違いをあらゆる角度から徹底的に比較・解説します。単なる試験形式の違いだけでなく、あなたの性格や目的、目指す国や機関によって「どちらが有利か」までを明確に示します。
簡単まる分かりガイド
TOEFL vs IELTS Infographic
TOEFL vs IELTS
あなたに最適な英語試験はどっち?
主にアメリカの大学で強く、
PCで完結するアカデミックな試験
こんな人におすすめ
TOEFLが有利な人
- ✓アメリカの大学、特にトップ校が第一志望
- ✓PC操作やタイピングが得意
- ✓対面よりPCに向かう方が集中できる
- ✓論理的思考と瞬発力に自信がある
IELTSが有利な人
- ✓イギリス連邦への留学・移住が目的
- ✓手書きの方が思考を整理しやすい
- ✓自然な会話やコミュニケーションが得意
- ✓多様な問題形式に柔軟に対応できる
スコア換算目安 (CEFR基準)
CEFR |
TOEFL iBT |
IELTS |
レベル感 |
C1 |
95 – 114 |
7.0 – 8.0 |
海外トップ大学・大学院レベル |
B2 |
72 – 94 |
5.5 – 6.5 |
海外大学で授業についていけるレベル |
B1 |
42 – 71 |
4.0 – 5.0 |
留学の最低ライン・語学学校レベル |
TOEFLとIELTSに関する よくある質問(FAQ)
- 結局、どっちの試験の方が難しいですか?
-
全体的な難易度に大きな差はありません。CEFRレベルを見ても、同等のスコアは同等の英語力とされています。ただし、試験形式が大きく異なるため、「どちらが難しく感じるか」は個人によります。本記事で解説した「有利な人の特徴」を参考に、ご自身の得意な形式を選ぶことが重要です。
- スコアの有効期限はいつまでですか?
-
TOEFL、IELTSともに、受験日から2年間です。出願や申請のタイミングで有効期限が切れていないか、注意が必要です。
- 留学先がまだ決まっていません。どちらを先に受けるべきですか?
-
汎用性の高さから、IELTSを先に検討することをお勧めします。IELTSはアメリカを含むほぼ全世界の教育機関で認められており、かつ移住申請にも使えるジェネラル・モジュールがあるため、将来の選択肢を広く保つことができます。
- TOEFLとIELTS、両方受けるのは意味がありますか?
-
はい、意味はあります。一方の試験でスコアが伸び悩んだ際に、もう一方の試験を受けてみたら、形式との相性が良く目標スコアを達成できた、というケースは少なくありません。ただし、受験料も高額なため、まずはどちらかに絞って対策し、必要に応じて切り替えるのが現実的でしょう。
- 日本人はどちらの方がスコアを取りやすい傾向にありますか?
-
一概には言えませんが、一般的に日本の英語教育はリーディングと文法が中心のため、スピーキングで苦戦する人が多いです。その点で、対話形式で柔軟に対応できるIELTSのスピーキングの方が、沈黙が許されないTOEFLよりも精神的に楽だと感じる人が多いようです。
- 試験対策の教材はどちらが豊富ですか?
-
どちらの試験も世界中で多くの人が受験するため、公式問題集をはじめ、市販の参考書やオンラインコースなど、対策教材は非常に豊富にあります。入手しやすさに大きな差はないと考えてよいでしょう。
- スコアはどのくらいで届きますか?大学への送付期間は?
-
オンラインでのスコア確認は、TOEFLが4〜8日、IELTSが3〜13日です。大学への公式スコア送付には、手続き後さらに1〜2週間かかる場合があります。出願の締め切りに間に合うよう、余裕を持った受験計画を立てることが非常に重要です。
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この記事を書いた人
派遣会社社員として20年の経験を持ち、数多くの転職・キャリア支援を担当。派遣エージェントとして全国の拠点を回り、地域ごとの特色や企業のニーズを熟知。求職者一人ひとりに寄り添い、最適なキャリアの選択をサポートする転職スペシャリスト。