英語の履歴書(英文レジュメ)の書き方|採用担当者に響くテンプレート&実例10選
グローバル化が進む現代、外資系企業への転職や海外での就職を目指す上で、英語の履歴書(英文レジュメ)は避けて通れない必須アイテムです。しかし、日本の履歴書とは目的もフォーマットも大きく異なり、その書き方に戸惑う方も少なくありません。
「どうやって書けばいいかわからない」「自分の経歴を最大限にアピールする方法が知りたい」「採用担当者の目に留まるレジュメを作りたい」
この記事では、そんなあなたの悩みをすべて解決します。英文レジュメの基本的なルールから、採用担当者の心を掴むプロのテクニック、そしてすぐに使える職種別テンプレートまで、網羅的に徹底解説。この記事を読み終える頃には、あなたも自信を持って、世界に通用する英文レジュメを作成できるようになるでしょう。
簡単まる分かりガイド
英語の履歴書(英文レジュメ)の書き方 インフォグラフィック
Infographic
英語の履歴書 (英文レジュメ) 完全攻略ガイド
採用担当者の目に留まる、世界に通用するレジュメ作成のポイントを凝縮。
日本の履歴書 vs 英文レジュメ
日本の履歴書
目的: 個人の経歴を証明する「公的書類」
特徴: 規格化されたフォーマット、人柄や協調性を重視
英文レジュメ
目的: 自分を売り込む「マーケティング資料」
特徴: 即戦力となるスキルと実績をアピール
自分に合うのはどれ?3大フォーマット
Chronological (時系列型)
職歴を新しい順に記載。キャリアの一貫性をアピールしたい方向け。
Functional (スキル重視型)
スキルを前面に押し出す。キャリアチェンジや未経験職種向け。
Combination (複合型)
スキルと職歴を両立。最も汎用性が高く、多くの人におすすめ。
レジュメ成功の3つの鍵
1
Action Verbsで始める
“Managed”, “Achieved”, “Developed” など、主体的な行動を示す動詞で実績を語る。
2
実績は「数字」で示す
「売上を15%向上」「コストを20%削減」など、具体的な数値で成果を客観的に証明する。
3
ATSを意識する
求人票のキーワードをレジュメに盛り込み、採用管理システム(ATS)の自動選考を突破する。
これはNG!記載不要な個人情報
※仕事の能力に無関係な情報は差別につながるため記載しません。
英語の履歴書(英文レジュメ)に関する よくある質問(FAQ)
- 英文レジュメとCV(Curriculum Vitae)の違いは何ですか?
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主に長さと用途が異なります。レジュメ(Resume)は通常A4用紙1〜2枚にまとめる職務経歴の要約で、主に米国の民間企業への応募に使われます。一方、CVは学術的な経歴(研究業績、出版物、学会発表など)を中心に詳細に記述するもので、ページ数に制限はなく、主に大学や研究機関への応募(特に欧州)で使われます。一般的に、ビジネス職に応募する場合はレジュメを用意します。
- 手書きはありですか?フォントやサイズに決まりはありますか?
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手書きは絶対にNGです。必ずPCで作成してください。フォントは、Times New Roman, Arial, Calibri, Helveticaなどのプロフェッショナルで読みやすいセリフ体またはサンセリフ体を選びましょう。フォントサイズは、本文が10〜12ポイント、氏名が14〜18ポイント、見出しが12〜14ポイント程度が一般的です。
- 理想的な長さはどのくらいですか?
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社会人経験が10年未満の場合は1枚に収めるのが理想です。10年以上の豊富な経験や、特に関連性の高い実績が多い場合に限り、2枚まで許容されます。3枚以上になるのは避けましょう。簡潔にまとめる能力も評価の一部です。
- GPAが低いのですが、学歴に記載すべきですか?
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GPAの記載は任意です。一般的に、3.0/4.0未満の場合は、あえて記載する必要はありません。採用担当者にマイナスの印象を与える可能性がある情報は、自ら進んで開示しないのが賢明です。代わりに、関連するプロジェクトや受賞歴など、他のポジティブな要素をアピールしましょう。
- 職歴に数ヶ月の空白期間(ブランク)があるのですが、どうすればいいですか?
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短期間(1〜3ヶ月程度)であれば、在籍期間を年単位(例: 2022 – 2024)で記載することで目立たなくできます。それ以上のブランクがある場合は、正直に説明できるように準備しておくことが大切です。その期間に何をしていたか(例: 資格取得の勉強、留学、ボランティア活動など)をポジティブに説明できれば、問題視されないことも多いです。
- カバーレターは必ず必要ですか?
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必須(Required)と明記されていなくても、提出することが強く推奨されます。カバーレターは、レジュメでは伝えきれない応募への熱意や、自分の経験がなぜそのポジションにマッチするのかを、よりパーソナルな形で伝える絶好の機会です。質の高いカバーレターを添えることで、他の候補者と大きく差をつけることができます。
- 英語力に自信がないのですが、文法チェックはどうすればいいですか?
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文法ミスやスペルミスは、不注意でプロフェッショナルでないという印象を与え、致命的です。必ず複数の方法でチェックしましょう。まず、GrammarlyやHemingway Editorのようなオンラインツールで基本的なミスを修正します。その後、可能であればネイティブスピーカーの友人や、有料の英文添削サービスを利用して、より自然でプロフェッショナルな表現になっているかを確認してもらうことを強くお勧めします。
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この記事を書いた人
派遣会社社員として20年の経験を持ち、数多くの転職・キャリア支援を担当。派遣エージェントとして全国の拠点を回り、地域ごとの特色や企業のニーズを熟知。求職者一人ひとりに寄り添い、最適なキャリアの選択をサポートする転職スペシャリスト。